皆さん、こんにちは。そらなぎです。
今、私は離島の離島に住んでいて、目の前には子どもたちが水泳の授業をするような、穏やかで美しい天然の海が広がっています。
でも、海を見るたびに思い出す、全く別の「海」の記憶があります。それは新婚旅行で半年間世界を巡っていた時、サーフィンの聖地・ペルーで出会った、とてつもなく恐ろしい海です。
ローカルの洗礼と、死を覚悟した10mの波
意気揚々と海に入ったものの、そこは地元サーファーたちの縄張り。よそ者の私は端の方へと追いやられてしまいました。「まあ仕方ないか」と端っこで波を待っているうちに、引き潮に乗ってあっという間に沖へ。
気づけば10m級のビルディングのような高波が次々と襲いかかってきました。波に巻かれ、息もできず、頼みの綱である足元のリーシュコード(ボードと体を繋ぐ紐)がプツンと切れた瞬間。大自然の圧倒的な力の前で、本当に「死」が頭をよぎりました。
プライドを捨てた「ヘルプミー!」
もう自力ではどうにもならない。その時、かすかに20〜30m先に一人のサーファーの姿が見えました。
私はなりふり構わず「ヘルプミー!!!」と大声で何度も叫びました。彼が気づいて近寄ってきてくれ、手を差し出してくれたおかげで、私は今、こうして命をつなぎ、南の島でブログを書いています。
必死に隠そうともがいた「死ぬほど恥ずかしい経験」
実は、「死ぬほど怖かった」このペルーの経験と同じくらい、私の中に強烈に残っている「死ぬほど恥ずかしかった」エピソードがあります。
それは40歳のときのこと。なんと、会社でウンチを漏らしてしまったのです。 いい歳した大人が、しかも会社で……。プライドと羞恥心から、私は必死にその事実を隠そうと一人で工作しました。しかし、もがけばもがくほどドツボにハマり、結局は周囲にバレてしまい、穴があったら入りたいほどの経験をしました。
ペルーの海で溺れかけた時も、会社でウンチを漏らして必死に取り繕おうとした時も、共通しているのは「自分の力だけでなんとかしようともがくと、事態はさらに悪化する」ということです。
40代の挑戦。波に飲まれたら、後ずさりしてもいい
40代になり、転職や移住、あるいは全く新しいことに挑戦しようとするとき、よく「波に飲まれて溺れる」ような感覚に陥ります。アウェーの環境で端っこに追いやられたり、これまでの経験や肩書きが全く役に立たなくなったり。
そんな時、一番危険なのは「自分の力だけでなんとかしようともがくこと」です。 命綱であるリーシュコードが切れてしまった時に、波に逆らって泳げば溺れてしまいます。必死に隠し事をしようとすれば、必ずボロが出ます。
時にはじたばたするのをやめて波に身を任せたり、「ちょっと今、しんどいです」「助けてください」と声を上げたり、陸に向かって後ずさりしてもいいんです。一度立ち止まることも、人生には必要な時間です。自分の弱さや失敗を素直に認めて人に頼ることは、決して恥ずかしいことではなく、人生という荒波をサバイブするための立派なスキルです。
過去のすべての経験が、あなたを救う浮力になる
端っこに追いやられた悔しさも、本当に死を意識した怖かった経験も、そして思い出すだけで赤面するようなウンチ漏らしの大失敗も。今となれば、どれも私を形作る強烈で豊かな「人生の引き出し」になりました。
皆さんがこれまで経験してきた理不尽なこと、失敗したこと、思い通りにいかなかったことも、決して無駄ではありません。一見マイナスに思える経験こそが、今のあなたを全人的に支え、次の挑戦へと押し上げてくれる強靭な「浮力」になっています。
人生は一度きり
新しい海に飛び込むのは少し怖いかもしれません。でも、もし溺れそうになったら、いつでも「助けて」と叫べばいいんです。格好悪くたって大丈夫。この広い世界には、必ず手を伸ばしてくれる人がいます。
さあ、次はどんな楽しい波に乗ってみましょうか?
皆さんの歩み出す新しい一歩を、南の島から応援しています。
世界一周旅行記の全話まとめはこちら
世界一周旅行記 全エピソードまとめ – Island Life ~人生の寄り道案内所~
【お知らせ】 ~そらなぎのオンラインリトリート~
人生の転換期を迎え、モヤモヤを抱える方へ向けたオンラインカウンセリングをご用意しています。
自力で進む覚悟を持った大人が、自分の現在地を確かめ、心底休む「自己受容」の時間を過ごすための場所です。様々な臨床現場で様々な悩みを持った方々の「心」に寄り添ってきた経験を活かし、あなたが再び自分らしい一歩を踏み出すためのささやかなお手伝いをいたします。少し立ち止まってみたい時、どうぞお気軽にそらなぎの扉を叩いてみてください。あなたの「これから」に寄り添います。
詳細・お申し込みはこちらからどうぞ
️ 【Mosh】そらなぎ オンラインリトリート サービスページへ