こんにちは、そらなぎです。 当ブログ「Island Life 〜人生の寄り道案内所〜」へようこそ!
今日は、私自身の「移住に向けての準備エピソード」と、その先に待っていた「最高の楽しみ」についてお届けしたいと思います。
私が移住をうっすらと意識し始めたのは、今から3〜4年前のこと。そして、本格的に動き出したのは半年前からです。家族のこと、これからの仕事のこと、そして自分自身の人生の区切りとして、思い切って環境を変える決断をしました。
40代半ばでの転職や移住。
「今から新しいことに挑戦するなんて遅いんじゃないか」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。でも、人生は一度きりです。自分の心が「楽しい!」「やってみたい!」と動く方向へ歩き出すのに、遅すぎることは決してないのだと、今ここに来て強く実感しています。
失敗だらけの引っ越し!?でも、それが面白い
とはいえ、実際の移住準備は一筋縄ではいきませんでした。 まず最初に直面し、一番苦労したのが「荷物の整理」と「運搬」です。
私が選んだ新天地は「加計呂麻島」という離島の離島。 都会に比べると対応できる引っ越し業者が極端に少なく、費用も高くつきます。それもそのはず、陸路→フェリー→陸路→フェリー→陸路という、なんと5工程もの道のりがあるのです。
車とバイクの輸送は別の業者に依頼しなければならず、それぞれ到着場所もバラバラ。さらには海上の天候によって到着が数日前後するため、受け取りの予定が全く立てられないというハプニングの連続でした。
そこで私は考えました。 「荷物を最小限にして(半分以上は処分しました!)、新居に着いてからおしゃれな小物や家具を買い揃えよう!」
……しかし、その考えは甘かったのです。
ここは離島の離島。都会のように大型店舗があるわけでもなく、インターネットで注文しても到着まで1週間以上かかるのは当たり前。送料もバカになりません(今のところ送料無料のものしか頼んでいませんが、どうしても選択肢は狭まります)。実際に自分の目で見て家具を選ぶことは、やはり難しい環境でした。
「あぁ 、荷物を減らしすぎたのは失敗だったな」と最初は思いました。 でも、失敗は成功のもと、ですよね。この「思い通りにいかない不便さ」が、実は新しい発見の連続だったんです。
不便さが教えてくれた「愛着」と「人の温かみ」
都会のように何でもすぐに手に入る環境ではないからこそ、島ならではの素晴らしい出会いがたくさんありました。
例えば、大手のお店にかき消されてしまって都会ではなかなか見つけられないような、個人の作り手さんの作品たちです。 我が家にやってきた風鈴は、地元のガラス工房さんで手作りされたもの。真ん中にはサンゴがあしらわれています。ヒモの素材から何から、すべて自分の好きなものを選んで組み合わせる「世界に一つだけ」の風鈴です。 作り方も丁寧に教えてもらいながら作業するので、失敗することもありません。
自分で選び、自分の手で作る。そうすることで、物に対して深い「愛着」が湧いてきます。 そしてこの「愛着」を大切にする雰囲気が島全体に漂っていて、都会のせわしない日々では感じにくかった「温かみ」に包まれているのを感じます。
たしかに輸送コストがかかる分、物価は少し高めです。 しかし、島には「島民割引」という嬉しい制度があります。役所で申請してカードをもらうと、近くのカフェのメニューが100円引きになったり、フェリーや航空券が割引になったりするんです。
さらに、子どもへの入学祝い金や留学制度、住宅改修の補助など、自治体のサポートもかなり充実しています。人口流出という課題があるからこそ、転入者を温かく迎え入れ、手厚くサポートしてくれるんですね。いただいたプレミアム商品券はまだ手元にあり、しばらくはこれで食いつなげそうです(笑)。本当にありがたい限りです。
ひと昔前に比べると、移住のハードルはずっと下がっていると感じます。
立ち止まること、手放すことで見えてくるもの
移住に伴う住所変更や各種サービスの手続きは、「いったいいくつやればいいのー!」と叫びたくなるほどの量でした。 でも、この機会に家の中の荷物だけでなく、これまで契約していた様々なサービスなども「いるもの」「いらないもの」に分け、綺麗さっぱり断捨離することができました。
その時、まるでずっと背負っていた重いリュックを、ドサッと下ろして一気に身軽になったような感覚です。
私たちは普段、前に進むことばかりを求められがちです。 でも、時には立ち止まったり、あえて後ずさりしたりすることも、人生には必要なのだと思います。立ち止まって荷物をおろすからこそ、また新しい景色に向かって歩き出せる。皆さんがこれまで懸命に生きてきた経験、立ち止まった経験、悩んだ経験のすべてが、今のあなたを形作る「人生の豊かさ」に繋がっています。一つとして無駄なことはありません。
自然の恵みと、極上のひととき
生活が少し整い始めた頃、ちょっとした楽しみを求めて家の目の前の桟橋で糸を垂らしてみました。
すると……!釣れる、釣れる! たくさん釣れたのは「グルクン」というお魚。

カリッカリの唐揚げにして
シークワーサーをキュッと絞り
豪快にパクッ!!
カリッサクッ!!
相棒は、地元ならではの黒糖焼酎のソーダ割りです。
頭から尻尾、骨まで美味しくいただきました。
前を見ればオーシャンビュー、後ろを見ればマウンテンビュー。
これ以上の贅沢があるのでしょうか。うまい飯とうまい酒、本当に最高です。
それに加えて、ご近所の農家さんからは、無農薬栽培の新鮮なお野菜をいただいたりもします。
釣った魚でとっても良いお出汁がでます!頂いた無農薬のお野菜も入れてお味噌汁へ
「子どもたちにも安心安全な食べ物を」と願っていた私にとって、ここは最高の環境でした
まだまだ始まったばかりの島暮らし。 これからも自然の恵みをいただきながら、自然に感謝し、人に感謝し、この豊かな日々を大切に過ごしていきたいと思います。
皆さんも、もし今の生活に少し息苦しさを感じていたら、人生の「寄り道」をしてみませんか?
ここ「Island Life」が、皆さんの心が少しでもふっと軽くなるような、そんな案内所になれれば嬉しいです。